2013年11月30日土曜日

Fugee 鞄教室から

長い長い時間を掛けた、何年かに一度の教室での自由作品が
もうすぐ出来上がろうとしているひとこま。
職業で鞄を作るのも教室で作るのも、素材に向かい、ない知恵をだし
手を指を限界まで使い、まだ見ぬものがしだいに姿になっていくのは同じこと。
その時は皆子供のよう。「わーい出来てきて嬉しいー」、次に、
「ココ失敗したなあ、なんでだろー」。もう一度見て、「出来てきたー、長かったー」。
もちろんその間鞄はひっくり返され、中を覗かれ引っ張られ、ちょっと押されたり、
ぐるぐるとされる。でも扱われ方は丁寧に丁寧に。なんたって宝物ですから。
心を込めてものを作るとはそういうことじゃないでしょうか。