2013年12月6日金曜日

たかがひき手、されどひき手

鳥が飛んでいるようですが、これは鞄の引き手の制作途中です。
ファスナーを開閉するための金具に付くものです。
Dの形の真鍮の小さな輪を止めて折り込み縫い上げると
愛嬌たっぷりなファスナーの引き手ができあがります。
鞄の開閉のたびに、時には日に数十回も引っ張られる引き手。
つまみやすく、かつへたらないように作ります。
鞄の大きさから比べると、ずいぶん小さなパーツですが、これによって
鞄の顔の印象もがらっと変わるのです。
この引き手は、定番のPM40型のために生まれたかたちです。