2014年7月14日月曜日

革のポートフォリオ (4)

「大きめの書類とか図面、画用紙等を入れる鞄を革で作るとFugeeならどうなる」
というところから始まった鞄です。
全てに完璧なものが出来たならそれはそれで結構な事ですが、
それだけを追求するだけが物作りとは思いません。
ディテ−ルを突き詰めるだけでは良いものは生まれない事が多いのです。
目がディティールにばかり注がれて作られたものは往々にして
細部どうしの繋がりやバランスが悪く全体が間の抜けたものになることがあります。
鞄を作る上で大切なのは全体のバランスを常に考え感じ、細部は全体に対してどんな意味
を持つかを考えながら作業を進める事です。
もちろん作業の質を研ぎすます事も大切です。
なかなかうまくはいきませんが、面白い鞄ができました。