2015年11月30日月曜日

角のない形 (3)

出来上がりです。
構造はいたって単純で、その分作業で無理をしないとまとまらない形です。
革のつやを鞄の曲面で見せたいと思って作りました。
初めてのお話にお出での時、このボックスカーフをずっと手に取られた
ままお離しにならないほどお気に召した革で、
試作をご覧頂いた時も私共の提案に喜んで賛同して頂きました。
鞄屋冥利につきるお仕事をさせていただいた鞄です。