鞄屋Fugeeは四十数年になります。
その間ほとんど外部の同業者との接触はありませんでした。
おかげでどなたの影響も受けること無く好き勝手なものつくりをすることが出来たのは
とても良かったと思っております。
あえて言えば師と言えるのはいくつかのアンティークの鞄、
初期の頃はバラすことが勉強でした。
そして心がけているのは、今作るものはその作制方法はどんなものでも良いので昨日作ったものより必ずクオリティの高いものであるということです。
私が思うには技術なぞという固定されたものを振り回していては自分のベストを作るのは無理で逆にそれを捨てて、できればマッサラになって新しい方法や見方を模索していないと出来たもののクオリティーは劣化こそすれ進歩はありえないのです。
写真は大好きなアタッシェケースの制作です。