Fugee 鞄話色々
アナログな製作現場からのひとこま
2024年2月8日木曜日
月初めのFugee
その月につくる鞄の材料を切り出しているところです。
ものにもよりますが、ひとつの鞄に使う材料は出来上がった鞄からは想像つかないほど多い時がほとんどです。目に見える表地と裏地になる革、全体の裏打ちにつかう革、部分的に補強につかう革、
持ち手の芯などに使う革、などなど。もちろん全て厚みの調整は行うので切り出した時の革の質量は無くなるのですが。当然ながら毎回違う革の個性と向き合いながら、この鞄のこの革にはどうしようああしようと、何かと議論のたえない月初めの風景です。
2024年1月31日水曜日
少しだけ
FN44型を少しだけモデルチェンジしました。
フレームは同じ物で、プロポーションを若干細めに変えました。
書類の量は大量に入る今までのものより減りますが
お持ちになられる時のスッキリ感を増しました。
もちろんブライドルの重厚感はそのままです。
2024年1月18日木曜日
オリジナルの金具たち
オリジナルの金具たちです。
革にキリッとした金属の質感は映えます。
そして使い込んだ革の経年変化には、やはり使い込まれた色に変化した真鍮、銀
がよく合います。
又骨董品で見かける、手入れされた古い革と共にある、使用感はあるけれど研磨された金具。
これも美しいです。
この写真の金具たちは10年後、20年後どんな夢を見せてくれるでしょう。
2024年1月1日月曜日
楽しい仕事
元々時間の事はあまり考えず興味に引きずられて仕事をしているのですが、「大晦日」のようなはっきりした時間の区切りがあると「あれまあ!」と思うくらい時間が読めていないことを痛感します。
12月の仕事が31日にずれ込み、素敵な鞄の本体だけは出来上がりました。
でもキーケース等が新年にさらにずれ込みました。
申し訳ないことですがお客さまにはもう少しお待ち願おうと思います。
写真は今年の秋にお作りしたアッタッシェケースとケースの木枠を発注する為の図面です。
比較的単純な形のものですが、あーしたいこーしたいという思いだけは沢山あり
いつものようにこの時も時間が掛かりました。
でも自分なりに丁寧に思いを持って作るというのは何十年やっても楽しいものです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年12月8日金曜日
作り方の違い、小物と鞄
以前にも書いたような気がしますが小物と鞄では作る感覚が違います。
鞄は全体のバランスが非常に大切で、バランスを意識しながらそこから派生した部分を
どう表現し完成度を高めるか
を考えます。
ですから部分から考え始めるという事は少ないです。
部分にあまりにこだわり過ぎるとハッキリ言って
バランスの悪い間の抜けたものになりがちです。
部分どうしの繋がりがなかったり、部分が鞄全体とズレたものになる事もあります。
私もそう言う鞄を作った苦い思い出があります。
では小物を作るときはどうかと言うと今度は品物の細部にまで目を配り完成度を高めます。
小物は使われる方の手の中で内側も含め細かいところまでしっかり見られる物だからです。
革製品を作る方は多くの場合小物から入っていく方が多いようですが、
是非面白い広がりを感じられる鞄にもどんどん足を踏み入れてみてはいかがでしょう。
2023年11月19日日曜日
Fugee のラゲッジタグ
ものを作る時の私達の発想はそれ程複雑ではありません。
いわゆる凝ったデザインなぞと言う怪しいものでもありません。
ものを作る人間の発想は入り口と出口をはっきりと意識するだけで
良いのではないでしょうか。
入り口である素材をしっかり知り、意識しながら作ること。
鞄屋の場合は素材としての革をどう使ったらどうなるか、どうしたいか、
どうしたら有利で
どうしたら不利か諸々。
自分以外の人が使用する物なのでそのニーズにどこまで革を近づける事ができるか。
そして大事なことは革の美しさに自分がどっと浸ることと同じくらいにそれらの意識を深くする事だと思います。
大雑把に言うとそんな気持ちで革に向かっています。
2023年11月12日日曜日
Fugeeの万年筆ケース
毎年8月と9月に制作する革小物達の中で今年制作したペンケースです。
一つはイギリスの豚革です。
これは革好きで有名なビスポーク靴屋さんからお譲りいただいたもの。
昔、日本には豚革の良い鞣屋があり何度か品物を作らせてもらった事がありますが、
それに少し似たところのある良質の豚でした。
もう一つはブライドルレザーのグリーンを使用したものでモンブランの149を基準にお作りしました。
どちらも入れ駒縫いと言う手縫い独特のステッチのものです。
今回は3本入れのものでしたが
1本入れから本数はご希望で
お作りいたします。
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