2023年9月30日土曜日

ヌメブライドルの迫力

 ブライドルレザーの持ち味を最大限引き出せた鞄だと思っています。
あえて裏革はつけていないので一見ざっくりした雰囲気に見えますが、
こだわる部分にはどこまでもこだわった繊細でありながらダイナミックな仕立てです。
金具も全てオリジナルです。
どちらもそれぞれ違うお客様による売約済みとなっておりますが、このツーショットを残しておきたくて写真に収めました。




2023年9月21日木曜日

ファスナーのボストンバッグ MK44型

 シュリンクレザーとエレファントを組み合わせたボストンバッグです。
この鞄もFugeeの定番としてデビューしてもう随分になります。
今でこそファスナーを使った定番はいくつかありますが、そうなるまでには
色々ありました。
今の国産ファスナーの素晴らしさは言うまでもありませんが、
以前のファスナーは機能一辺倒でなかなか美しいものは無いのが実情で、
スイスのものを探し求めて使ったりしました。
更に時を遡り私が鞄を始めた頃の名人と言われるお年寄りの話に「チャック物は安物」
と言う言葉がよく出てきました。
当時はまだまだ完成度のないものだったのだと思います。
私が始めた当時もそういう感じはまだ有り、長い間ファスナーものを積極的には作りませんでした。もう三十年以上も前の話です。
何はともあれ写真は両開きファスナーを使った人気者ボストンバッグの
サイズの大きい方です。
セミオーダーで上品な革の組み合わせをお選びいただき作らせていただきました。






2023年9月11日月曜日

秋の仕事?

 例年、夏の約2ヶ月ほどを小物の制作にあてています。
今年は全体的なスケジュールが押せ押せになり、制作開始の時期が大きくずれました。
いつもなら真夏の日差しと暑さを感じながら仕事を進めるイメージなのですが、残暑が厳しいとは言え、秋の気配を感じながらの小物づくりを頑張っております。
オーダーいただくものの他に展示販売用の物も各アイテム作るのが恒例ですが、今年はどのくらいできるかしら。。



2023年8月31日木曜日

初期の箱型名刺入れ

最近メンテナンスさせていただいた薄緑色のテジュー(トカゲの一種)の名刺入れ。
クリームを入れて磨き直すとみるみるうちに息を吹き返しました。
使用してある革を見ると、この名刺入れを作り始めた2004年から2005年くらいのものだと思われます。内張りに使用してある革は大好きだったカールフロイデンベルグの淡いグリーン。20年経ってもこのパンパンの張りは、この革の優秀さと仕立ての具合によるところが大きいと実感。






2023年8月21日月曜日

お仕事用のショルダーバッグ

仕事をする女性のお客様からオーダーいただいたバーガンディ色のシュリンクと型押しの組み合わせによる仕事用のショルダーバッグ。
肩にしょってそのまま鞄を抱えるように持ちフラップを開け閉めする使用です。
A4の書類とご自分の小物が入るようにとのご依頼でした。
しょった時、短めのストラップは肩からハの字型に鞄本体に伸びます。
フラップの開け閉めの際の両サイドがなるべくストラップと干渉しないよう
いくつかの工夫をしました。










2023年8月10日木曜日

PM40 バリエーション 2

 英国ベイカー社のロシアンレザーレプリカと茶色のブライドルレザー、金具類は銀色でというご注文で底鋲はスターリングシルバーを使用した贅沢な組み合わせ。
独特な凄みを感じる鞄となりました。ベイカー社のこの革で鞄を仕立てるのは初めてなので、エイジングの行方も楽しみです。



2023年7月25日火曜日

懐かしいアタッシェケース

懐かしいアタッシェケースが20数年過ぎて里帰りです。
今見ても気合の入ったつくりだなと思います。
非常に長いスパンですが丁寧にお使い頂いていい味わいになっています。
表革はカールフロイデンベルグのボックスカーフ。
金具は全て銀(925)、もちろんアタッシェ用の銀錠前なぞある訳もないので
錠前の型は自作し鋳物屋さんに持ち込み、組み立て作業はFugeeで。
錠前の機構部は古いものを外し、いい位置に取り付け一応オリジナルと言うことで完成。
ただ市販の多くのこのタイプの錠前は開錠の時跳ねあがるバネがほとんど数年しか持たないということがあり、改めて錠前と一緒に設計し直し安全率を上げたバネにしました。
最近は木枠使用のアタッシェ等の注文が増え芯材を使った箱物を作る機会が減りました。
以前は結構注文はあったのですが。
これからは少し箱物のつくり等のご説明もしていきたいものです。
ゆったりとした柔らかささえ感じられる大好きな鞄を前にお客様とお話が弾みました。