2013年8月24日土曜日

説得力ある存在感

十年ほど前に、ある骨董好きのお客様から、お店にどうぞ、と頂いた
木製の器のようなもの。金属のフックがついて、底の先端がやはり金属でとがっている。
ヨーロッパの民具で、農具を入れて腰につけたり、地面に差して使う物ではないか
ということでした。
以来、Fugeeでは鏡のフレームの端が定位置となり、花器として雰囲気づくりに
一役買ってくれています。ユーモラスなかたちと素朴な味わいはとても魅力的で、
華美ではない植物を生けるとぐっと引き立たたせ、まわりの空気をガラッと
変える力をもっています。

それにしてもこれは具体的にはいったいなんだろう、と言う疑問がどこかにありました。

先日、仕事の合間の休憩中、フランスの刃物の本をペラペラめくっていたフジイが驚きの声をあげたのです。